日産は、同社の中国法人を通じ、2013年上海モーターショー(プレスデー:4月20日、一般公開:4月21日~29日)において、コンセプトカー「フレンド・ミー(Friend-ME)」を世界初公開すると発表した。
「フレンド・ミー」は、急速に成長している自動車市場の一つである中国において最も活気にあふれた若い世代である八零后(80年代生まれ)向けに、日産デザインチャイナ(北京)が中心となってデザイン、開発を行ったモデル。詳細はまだ発表されていないものの、4人乗りで、新機能を備えたユニークなセンターコンソールが特徴的なクルマだという。
今回の上海モーターショーでは、このほか「GT-R」、「クエスト」、「ムラーノ」をはじめ、2月に発表されたグローバルセダン新型「ティアナ」を含む20モデルの展示を予定。会場には、来場者がクルマに搭載されている技術への理解を深め、日産車が提供するユニークな運転感覚を体験することができるインタラクティブな「イノベーションウォール」が設置されることになっている。特に、「ティアナ」の特設コーナーでは、その高いドライビングパフォーマンスや快適性、安全性を実現する数々の技術が紹介される予定だ。
さらに日産では、本年1月に開催された2013年北米国際自動車ショーで初めて採用された新しいグローバルモーターショーブースデザインをアジアのモーターショーとして初めて今回の上海モーターショーでも展開。2,300平方メートルを越える展示スペース(ホールE3)には、緑茶をイメージさせる爽やかな「ニッサンフレグランス」の香りが添えられ、来場者の視覚、聴覚、触覚に加え、嗅覚にまで訴えかける展示が企画されるという。