レッドブルリンクで行われた2015年F1第8戦オーストリアGP決勝を終え、マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエがコメントを行った。
【結果】F1オーストリアGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
■エリック・ブーリエ「我々はタフだ」
「有名なマーフィーの法則に“失敗する余地があれば、失敗する”というものがあるけれど、マクラーレン・ホンダは今日の午後、まさにそれが正解だということを示してしまった」
「いくつかのペナルティーが重なったことで、我々のドライバーたちは今日のレースを最後尾の19番手と20番手からスタートすることになった。ところがフェルナンド(アロンソ)はキミ(ライコネン/フェラーリ)とのクラッシュにより、1周も消化しないうちに姿を消すことになった。あれはかなり大きな事故だったし、誰もけがをしなかったということが一番重要なことだよ」
「その数周後に、ジェンソン(バトン)のレースも終わりを迎えることになってしまった。吸気センサーの故障によるものだった」
「このところ、マクラーレン・ホンダの全員にとって厳しい時期が続いている。ウォーキング(マクラーレンのファクトリー)でもそうだし、さくら(栃木県さくら市の本田技術研究所)も同じだ。だが、我々はうなだれたりはしない。確かに、今は厳しい状況が続いていることは認めよう。だが、状況が厳しくなればなるほど、それを乗り越えようという動きも出るものさ。我々はタフだし、これからも取り組み続ける。まぁ、見ていてくれたまえ」