最近、レッドブルからマクラーレンへと移籍した空力責任者のピーター・プロドロモウが設計した「Bバージョン」と目されるクルマのテストがF1最終戦アブダビGP(23日決勝)の金曜フリー走行でテストされるようだとの報道が行われていた。
だが、マクラーレンの内部関係者が、その報道を否定したと伝えられている。
その関係者によれば、今回の報道は、スペインのメディアがアブダビGPの翌週に開催されるF1公式テストにおいて、マクラーレンが来季から搭載するホンダエンジンのテスト用として今季型車に一部手を加えたクルマを用意するようだと伝えたものを、イギリスの『Sky(スカイ)』の記者が誤解をして報じてしまったものだという。
このホンダエンジン搭載車でのテストに関し、ブラジルで『Marca(マルカ)』から質問をうけたマクラーレンのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)は次のように答えていた。
「10日以内に決断することになるが、アブダビでお目見えすることになるだろう」
「もしそれまでに準備が整わなければ、プランB、あるいはCで行くことになるだろうね」
マクラーレン関係者によれば、実際にホンダエンジンを搭載したクルマをアブダビでのテストに持ち込むかどうかは、まだ決定されていないという。