多岐にわたり大幅な変更がされた今年のF1だが、F1に詳しくない人でも分かりやすい注目ポイントを3点上げると、エンジン、ノーズ、カーナンバーだろう。
ポイント1
エンジン(パワーユニット)変更によりまったく新しいF1サウンドへ変わった!
■自然吸気からターボへ!甲高い音から野太い低音へ。
2014年は、2.4リッターV8自然吸気エンジンから、1.6リッターV6ターボエンジンに変更された。そのため、F1サウンドはこれまでの甲高い音から、野太い音へと変わっている。
■進化したハイブリッドF1は、"ブースト機能"で33秒もの間、160馬力もアップ!
一般自動車で言うところのハイブリッドが強化され、排気ガスを出す時の熱エネルギーをバッテリーに蓄電し、加速時に使えるパワーが従来の約6.6秒から約33秒にわたって160馬力のパワーアシストを使えるようになった。
最高速度は、昨年より20km/hも速くなるとの予測もあるが、初日はテスト不足によりまだ全開走行できていない様子だ。
ポイント2
デザイナーが自ら酷評「ノーズがとても醜いデザイン」
■ノーズ先端の高さが規定で下がったことにより、ノーズ先端がとってもユニークな形状になりました。
1月のF1新車発表会で世界中のファンのネタになったのはノーズ形状だった。カッコいいF1を期待していたファンたちが、カッコ悪いと酷評した一番のポイントはノーズだった。しかし、これまでも毎年発表される度に「カッコ悪い」と酷評されてきたのだが、不思議なもので見慣れてくると違和感がなくなることも多かった。今季のノーズも違和感がなくなるのだろうか?
ポイント3
カーナンバー固定制度導入!
■カーナンバー固定化によりお目当てのドライバーが探しやすくなった!
各ドライバーは、2~99の間で自由にカーナンバーを選ぶことができ、その番号はF1キャリアを通じてずっと使用できるようになった。カーナンバー1は前年チャンピオンが使用するため、今年はベッテルがその権利を得ている。
小林可夢偉は10を選んだ。それぞれのドライバーが自ら選んだ番号ということで、ファンもお気に入りの数字になるだろう。実際にF1カーやヘルメットに入れられたカーナンバーは印象的なデザインになっているものも多く、見た目はカッコいいものが多い。
今年のF1はいろんな意味で楽しむポイント満載だが、まずはこの3つのポイントは覚えておこう。