バーレーンでF1テストが行われているが、メルセデスエンジンを搭載するチームが速さを見せており、メルセデスAMGが今季のF1タイトルを獲得するのではと考えられている中、ライバルたちは楽観視している。
フェラーリのフェルナンド・アロンソは20日(木)に次のように語った。
「彼らは間違いなく強いよ」
「でも、これはテストでしかない。現時点では、クルマにどれほどの燃料が搭載されているのか、どのようなタイヤの使い方をしているのか、分からないんだ」
「だから心配することはないよ」とアロンソは付け加えた。
さらに、アロンソは、来月メルボルンで行われる開幕戦で一番重要となるのは信頼性であり、パフォーマンスではないと考えている。アロンソはバーレーンにおいてスペインの記者たちに次のように語った。
「問題を最小限に抑えてゴールすることができれば、それだけでいい成績が保証されることになるだろうね」
ある関係者は、スペインの日刊スポーツ紙に対し、フェラーリは現時点ではその最大のパフォーマンスに関しては手の内を見せずにいるし、恐らくはほかのトップチームもそうだろうと語った。
そして、アロンソも次のように続けた。
「メルセデスAMGが速そうだという事実は予想されていたことだし、それは驚きでもない。僕たちもいい感触を得ているよ」
「それに、僕はレッドブルがオーストラリア(開幕戦)ではすごく速くなるだろうと思っている」
だが、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、メルセデスAMGが現時点ではリードしているというアロンソの意見に同意し、『BBC』に対し次のように述べた。
「彼らはいい仕事をやり終えたね。彼らが本命のように見えると言うしかないだろう」
「彼らは走行距離も伸ばしているし、いいタイムで走行することができている。もし明日がレースだったら、彼らが強さを発揮するだろうね。ありがたいことに、レースは明日じゃない」