エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1を去り、ライバルチームに加わる可能性が高いという噂の中、マックス・フェルスタッペンの父親は胸に秘めたままだ。
■様子を見守るフェルスタッペン側
この噂は、3冠のフェルスタッペン(26歳)もレッドブルを離れるのではないかという憶測と結びついていて、F1マイアミGPの後、メルセデスのトップと重要なミーティングが行われる予定だと伝えられている。
「誰もがマックスを欲しがっていると思う」と『ラリー・ド・ワロニー(Rallye de Wallonie)』に参戦中の父ヨス・フェルスタッペンは『racexpress.nl(レースエクスプレス)』に次のように語った。
「彼は速いクルマを持っているが、我々はもっと先を見なければならない」。
実際、クリスチャン・ホーナーのスキャンダルに絡む現在のチーム内部の不穏な空気は、2026年に向けたレッドブルの新エンジンプログラムが懸念される中、フェルスタッペンが選択肢を検討する絶好の機会だと指摘されている。
契約的には2028年までレッドブルと契約を結んでいるが、重要な退団条項が明らかにされている。
「我々も2026年を見据えているので、少し状況を見守るつもりだ」と、自身も元F1ドライバーであるヨスは付け加えた。「我々は冷静さを保ち、何が起こるかを見守るつもりだ」。
■ニューウェイの噂は控えめ
そして、少なくとも今のところ、ヨスはニューウェイ退団の噂については控えめだ。
「普通はそれについて何も言わないだろう。それについて他に何が言える?それについては何も知らないんだ」
「彼とレッドブルとの間に基本的に契約があることは知っている」とニューウェイが来年末までの契約を結んでいると報じられる中、彼は付け加えた。
「残りは様子を見よう。それについては何も言えないよ」
そしてニューウェイについて、ヨスはこう付け加えた。
「彼が何を成し遂げてきたか、どれだけ優れているのかはみんな知っているよ」。
■トト・ヴォルフ「フェルスタッペンを待っている」
一方、メルセデスのボスであるトト・ヴォルフは、フェラーリに移籍するルイス・ハミルトンに代わって、2025年からフェルスタッペンを起用する意向を明らかにしており、レッドブルの状況がどうなるかを見守っているという。
「いくつかの要素が関係していると思うが、彼はさらにドミノ倒しを引き起こすことになるだろう」とヴォルフはマックスを指して語った。
「みんなが彼の行動を待っているんだ」。