レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、2014年F1チャンピオンの座は、メルセデスAMGの2人のドライバーによって争われることになりそうだと語った。
昨年まで4年連続でドライバーとチーム別の両タイトルを独占してきたレッドブルだが、今季のシーズン前テストにおいては深刻なトラブルに見舞われていた。そのシーズン前テスト後、ホーナーは『Times(タイムズ)』から今季のチャンピオン候補について尋ねられると、次のように答えた。
「ルイス(ハミルトン/メルセデスAMG)とニコ(ロズベルグ/メルセデスAMG)だろう。ほかに誰がいるっていうんだい?」
ホーナーのこの発言は、トラブルに見舞われているレッドブルの今季型車RB10にはもはや、今シーズンのタイトルを狙うチャンスはないと考えているようにも聞こえる。だが、ホーナーはまだ決してあきらめたわけではないようだ。
「もし、みんなが我々を見限ったとしても、それは彼らの選択だからね」
現時点でチームの状況はよいとは言えないが、それでもなおレッドブルは「非常に険しい山」へ登ることに「挑戦しようと意気込んでいる」と主張したホーナーだが、ほほ笑みを浮かべながら、次のように付け加えた。
「メルセデスエンジンを使っているチームは調子がよいようだ。そして我々は、うーん、そうではないね」