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F1第3戦中国GPフリー走行3回目、詳細レポート

2013年04月13日(土)13:31 pm

2013年F1第3戦中国GPが4月13日(土)、上海インターナショナル・サーキット(1周/5.451km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間12時)からフリー走行3回目が行われ、フェラーリのフェルナンド・アロンソがトップになった。

【結果】F1第3戦中国GPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温25℃。路面温度は32℃。フリー走行3回目では、その後に行われる予選と明日14日の決勝に向けて、最後の調整に挑むことになる。

中国GPでは、黄色いラインが施されたピレリ製ソフトコンパウンドタイヤ(ソフト側)が今季初めて用いられているが、昨日行われたフリー走行ではこのタイヤの持つ過激な特性に多くのドライバーが苦しめられていた。

最初から最大のグリップが得られるものの、数周するとすぐに性能低下が起こり始めるという、敢えて言えば予選専用とも言える性格のタイヤとなっているようだ。そうなると、レースではどうしても硬めのミディアムタイヤを中心に戦うことになると予想されるため、そちらに合わせてセッティングを煮詰めてゆくことになりそうだ。

セッション序盤はまだ路面状況もあまりよくないためか、あるいは決勝に向けて少しでもタイヤを温存しておきたいという狙いのためか、あまりコースに出てくるクルマは見られない。開始20分を過ぎたころからやっとF1マシンのごう音がサーキットにこだまし始めた。

セッションの折り返し点となる開始30分の時点では、トップに1分36秒961のルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、続いて同じくメルセデスAMGのニコ・ロズベルグ、3番手にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、4番手にキミ・ライコネン(ロータス)、5番手にセルジオ・ペレス(マクラーレン)という順位となっている。予想されたように、ここまではまだ誰一人として軟らかいほうのソフトタイヤを使っているドライバーはいない。

残り20分、トップ3の顔ぶれは変わらないが、4番手にはマーク・ウェバー(レッドブル)、5番手にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が並んでいる。この段階でロズベルグがソフトタイヤを装着してコースへと出てゆく。

残り15分、ソフトタイヤでの走行を行っていたロズベルグが突然ペースダウンする。無線で「スプリングか何かが壊れた」とピットに伝えている。

残り10分に差し掛かろうとするところでソフトタイヤに履き替えたハミルトンがタイムを1分36秒065に更新し、ミディアムで出したタイムをコンマ9秒ほど上回ってきた。

残り8分、やはりソフトタイヤを履いたライコネンが、ハミルトンにコンマ5秒遅れの2番手に上がってきた。各チームがソフトタイヤに苦しむ中、ロータスやフェラーリは比較的このタイヤとの相性が良いと見られている。だが、そのライコネンのタイムをフォース・インディアのエイドリアン・スーティルが100分の6秒ほど上回って2番手に上がる。

残り5分、昨日のフリー走行2回目でトップタイムをマークしていたフェリペ・マッサ(フェラーリ)がトップタイムを塗り替えると、その直後にアロンソがそのタイムを更新してトップに躍り出た。アロンソのタイムは1分35秒391だ。

残り2分、ウェバーが4番手に順位を上げてくる。その1分後にベッテルがそのウェバーを引きずり下ろすかたちで4番手タイムを出してきた。だがトップのアロンソからはコンマ9秒近い差となっている。

セッション終了時の順位は、トップにアロンソ、2番手にマッサのフェラーリ勢。3番手にハミルトン、4番手と5番手にベッテル、ウェバーのレッドブル勢が並んでいる。以下6番手にスーティル、7番手ライコネン、8番手バトン、9番手ペレス、10番手にニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)という順番となった。

ここまで好調を維持しながら、途中でクルマにトラブルが発生したロズベルグはその後走行することができず14番手に終わっている。

【写真】F1中国GP金曜日(全28枚)

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