19日(火)にバルセロナで行われたテストから本格始動したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、2013年F1のタイトル争いに向けて前向きなコメントを残した。
昨年のフェラーリは、冬季テストの段階から不調が目立ち、序盤戦は苦しい戦いを強いられた。そんな中でもアロンソは最終戦までセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とタイトルを争い、王者にこそなれなかったが、ランキング2位でシーズンを終えた。
しかし、今年は大幅なルール変更がないため、各チームともマシンの熟成は早いとみられる。フェラーリも先々週に行われた1回目のテストで好感触を得ており、アロンソのチームメートであるフェリペ・マッサが「去年とは別次元」とのコメントを残していた。
19日にフェラーリの2013年型車F138で初テストを行ったアロンソも、マッサと同意見のようで、テスト後にはこう話している。
「去年のテスト初日に比べたら別次元だっていうフェリペの意見に賛成だ」
また、アロンソはタイトル奪取に向けても前向きになっており、『Autosport(オートスポーツ)』へ次のように語った。
「シーズン序盤戦を改善することは難しくないから、ある程度自信を持っているよ」
「去年の僕たちは、冬に2秒遅かったクルマでタイトルを争った」
「だから、ちょっとクルマをよくすれば、また今年もタイトルを争えると前向きに考えないとね」