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F1第18戦アブダビGPフリー走行2回目、詳細レポート

2012年11月03日(土)0:02 am

2012年F1第18戦アブダビGPが11月2日(金)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周/5.554km)で開幕。現地時間17時(日本時間22時)から90分間、フリー走行2回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

セッション開始時の天候は晴れ。気温30℃。路面温度は33℃。セッションがスタートした時点ではまだ十分な明るさは残っているものの、すでに太陽はかなり傾いている。まず全車がタイムを出し終えた開始約15分の時点では、トップに現在ドライバーランキングトップのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、それに続いてルイス・ハミルトン、ジェンソン・バトンのマクラーレンコンビが並び、その後ろ4番手にランキング2番手のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がつけるという並びになった。ここまでは全車がプライムのミディアムタイヤ(ハード側)でタイムを出している。

開始約25分、ハミルトンが1分42秒095をマークし、トップに立つ。さらに開始30分の時点で、バトンがそれに続く2番手に浮上。フリー走行1回目ではマクラーレン勢が1-2番手を独占していたが、ここアブダビではまずはマクラーレンのペースが安定しているように見える。

このころには、太陽もほぼ水平線にかかるところまで達し、コース上はだいぶ薄暗くなってきたため照明に灯が入れられる。路面温度も開始時点から2℃下がり、31℃に。フリー走行1回目では最高46℃に達していたことを考えれば、このコースコンディションの変化はかなり大きい。

開始約40分、この段階でトップのハミルトンは変わらないものの、2番手にはコンマ5秒ほどの差でベッテル、3番手にバトン、4番手にマーク・ウェバー(レッドブル)、5番手にアロンソという順だ。小林可夢偉(ザウバー)はこの時点で15番手、チームメートのセルジオ・ペレスは12番手となっている。

開始約45分、上位勢の中ではまずバトンがオプション(ソフト側)のソフトタイヤに履き替えてコースに入ってゆく。一方、やはりソフトタイヤを装着したペレスが8番手まで順位を上げる。ほかのドライバーたちも続々とソフトタイヤでコースインしてゆくが、なかなかミディアムで出したタイムを上回ることができない。

そうした中、開始約50分にロメ・グロジャン(ロータス)が1分42秒500をマークして3番手に飛び込んだ。するとその直後に、ベッテルが1分42秒056を記録し、トップに立つ。この時点でサーキットはほぼ完全にナイトレースの様相を呈している。現時点での気温は29℃、路面温度も30℃まで下がってきた。予選や決勝も同時刻からスタートするため、こうしたコンディション変化にどのように対応すべきか、そのためのデータ収集に各チームも注力しているようだ。

開始約60分、ベッテルがまず41秒台に乗せるが、ハミルトンも約コンマ17秒遅れでそれに続く。可夢偉もソフトタイヤでのアタックを試み、第1セクターと第3セクターで自己ベストをマークするものの、この時点では1分43秒689で16番手。トップとの差はまだ2秒近くある。映像にもたびたびコースを乱す可夢偉の姿が映し出されるが、どうやらブレーキバランスに悩まされているようだ。

開始約75分、キミ・ライコネン(ロータス)がチームメートのグロジャンに続く6番手に上がってきた。上位6台はレッドブル、マクラーレン、ロータス勢で占められており、その次にアロンソ、とフェリペ・マッサのフェラーリ勢がつけるという状況だ。

セッションの残り時間が10分を切る頃からほぼ全車がコースイン。だがほとんどのチームがレースを想定したロングラン(1度に多くの周回を行うこと)に取り組んでおり、順位的には大きな変動は見られない。そんな中、ウェバーのクルマに何らかのトラブルが発生したようだ。ウェバーはクルマから降り、ヘルメットを脱いでしまった。

結局、そのまま大きな順位変動は起こらず、ベッテルがトップのままセッションが終了。ベッテル以下は、2番手ハミルトン、3番手バトン、4番手ウェバー、5番手グロジャンという順位となっている。小林可夢偉も結局その後ベストタイムを更新することができず、16番手のまま。チームメートのセルジオ・ペレスは1分43秒106で10番手だった。

【結果】F1第18戦アブダビGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第18戦アブダビGPフリー走行2回目の結果

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