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今季タイトル奪取をあきらめたロズベルグ

2012年09月20日(木)7:58 am

ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、2012年F1ドライバーズ選手権争いからの脱落を自ら認めた。

チームメートのミハエル・シューマッハは、ロズベルグより早く8度目のタイトルをあきらめている。しかしロズベルグは、第3戦中国GPで初ポールから初優勝を遂げるなど、ランキングでシューマッハよりはるかに上位につけている状態だ。

もっともロズベルグは、シーズンが進むにつれチームは調子を落とす一方で、第6戦モナコGPの2位入賞を最後に、以降は6位がせいぜいといった状況になっている。

ドライバーズ選手権でロズベルグは83点を獲得し、現在7位。シーズン残り7戦、ランキング首位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とは、100点近くの差がある。

ロズベルグは、『DAPD通信』に次のように話す。「ここへきて総合優勝はできないことが分かり、僕らにとって今シーズンは決着がついちゃった感じだね」

しかしながら、数字上はまだロズベルグにもチャンスがある。最終戦ブラジルGP(11月25日決勝)まで毎戦、ポイントでアロンソを平均14点以上引き離せばタイトルを取れるのだ。

だが、アロンソを逆転する可能性のあるドライバーがいるなら、それはランキング4位にいる現チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だという。「だって、レッドブルはマシンがいいからね」とロズベルグは語った。

それでもロズベルグの一押しは、やはりアロンソだ。

「アロンソを追う連中はミスばかりしている。さもなければマシンが壊れるとか。その点アロンソはかなり堅実だよね。じゅうぶんF1チャンピオンになれるよ」

ところが、アロンソがF1史上最強のドライバーに数えられるかといえば、ロズベルグの答えはノーだ。

「シューマッハ、セナ(アイルトン・セナ)、ファンジオ(ファン・マヌエル・ファンジオ)の3人で決まりだね」

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