F1界が毎年恒例の夏休みに入った。これにともない、各チームのファクトリーも一時的に完全閉鎖となるため、入ってくるF1ニュースもまばらになるかと思いきや、今週もニュースに事欠くことはなさそうだ。
ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)は、所属チームのPR用の撮影に参加していたため、チームの本拠地から目と鼻の先にあり、かつてはサンマリノGPが行われていたイモラ・サーキットで2日間に渡ってドライビングをこなしていた。
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』によれば、このイベントは一般に非公開で行われたという。
「これが終わったら、夏休みが始まる」とリチャルドはドイツのウェブサイト『motorsport-total.com』に話した。
しかし、リチャルドは夏休みが必要ないと感じており、次のように述べている。
「いま次のグランプリの行われるサーキットに向かっている、と言われても別に気にならないよ」
自身の進退に関して、リチャルドは来年もトロ・ロッソに残留するだろうと認めている。
「次の数レースで大失敗を犯さない限り、大丈夫だと思う」と微笑んで見せた。
「予選はいい走りをしているんだけど、決勝レースでのパフォーマンスにむらがある。でも、僕にできることは、今後も予選でいい順位を獲得して、決勝でもいいレースをすること。これができれば、残留はほぼ間違いないと思う」と語り、チーム残留に手ごたえをつかんでいるようだ。