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薬物陽性反応の元F1ドライバー、1年半の資格停止処分に

2012年08月04日(土)12:03 pm

FIA(国際自動車連盟)は、元F1ドライバーのトーマス・エンゲに1年半の参戦資格停止処分を言い渡した。

チェコ人ドライバーのエンゲは、10年前に行われた薬物検査で陽性反応が出たが、最近行われた検査で再び陽性となった。

エンゲは、2002年に国際F3000(F1の下位カテゴリー/現GP2)のタイトルを獲得したが、薬物検査でマリファナが検出されたため、タイトルをはく奪された。

FIAが統括するFIA GT1世界選手権にランボルギーニで参戦していたエンゲであったが、今年の6月に再び薬物検査で陽性反応が検出された。本人は薬物検査で陽性が出たことを認めたが、検出された物質が今回もまたマリファナであったことを否定している。

陽性反応を正当化するために、「長いあいだ健康上の問題を抱えていた」とし、FIAに特定の薬物に対する「例外」を求めていたことを明らかにした。

しかし、心血管障害の治療目的にある薬を服用していたとするエンゲの主張を報じたオーストリアの 『Kleine Zeitung( クライネ・ツァイトゥング)』紙は、FIAがエンゲに1年半の参戦資格停止処分を下したことを伝えた。

その記事によれば、現在エンゲは弁護士と協議しており、スイスのローザンヌに本部のあるスポーツ仲裁裁判所(CAS)に仲裁申し立てを行う予定である。

2001年末にスパでの大クラッシュでケガを負ったプロストGPの正ドライバー、ルチアーノ・ブルティの後を受けてエンゲは3戦に出場したが、チームはその後消滅した。

これまでの最高順位はデビュー戦のモンツァでの12位である。

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