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怒りのフェラーリ、ルール違反との指摘を全面否定

2012年08月03日(金)21:03 pm

現チャンピオンチームであるレッドブルから「1年もの間」ルール違反をしていると批判されたことに対し、フェラーリが激怒している。

独創的な技術は技術規定違反という一連の裁定に我慢の限界を迎えたレッドブル。モータースポーツアドバイザーの座にあるヘルムート・マルコは今週、「フェラーリも似たようなものを1年もの間使用している」と反撃に出た。

マルコのこの発言は、レッドブルの技術を巡ってのごたごたに関して意見を求められた際のものだ。カナダGP(第7戦)の際、手動で車高を操作する技術を廃止させることを求める通達が統括団体FIA(国際自動車連盟)から出されていた。

イタリアのスポーツ紙『Tuttosport(トゥットスポルト)』のウェブサイト、および『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』によれば、フェラーリ側はマルコの主張を断固として否定。フェラーリの広報は、この件に関して「完全に間違っている」と述べた。

実際のところ、マルコがフェラーリの技術に対して疑問を抱いていることを報じた『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の記事においても、F1ジャーナリストであるミハエル・シュミットは、レッドブルがフェラーリの技術内容に関する詳細な情報を持っているとは考えられないと述べている。

シュミットは以下のように続けた。

「いかにして部外者がこういった情報を得たのか、それが疑問だ」

「マシン前部はカーボンチューブに覆われているため、点検用のハッチの上からしか情報を得ることはできない」

「それに加えて、フェラーリ自ら内部情報を漏らしたとも到底考えられない」

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