メルセデス・ベンツ日本が、最高級4WD「Gクラス」を大幅に変更。新世代V型8気筒ツインターボエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「G 63 AMG」、およびV型12気筒ツインターボエンジンを搭載したスーパーオフローダー「G 65 AMG」を追加した。価格は 1,340万円から3,250万円になっている。
1979年に発売されて以来進化を続け、一時的な流行とは無縁の強烈な個性と圧倒的なオフロード性能により、登場から33年を経た現在も人気の高いGクラス。新型Gクラスのエクステリアは、時代を超越したスクエアなフォルムを継承しながらも、LEDドライビングライトや新設計ドアミラーをはじめとするモダンデザインを採り入れた。
大幅に改良を施したインテリアは、ダッシュボードやメーターパネル、センターコンソールなどのデザインを一新、モダンかつ上質でエクスクルーシブな室内空間を実現している。また、ダッシュボード上面中央に大画面の7インチワイドディスプレイを設置し視認性を向上するとともに、COMANDコントローラーを備えた最新鋭の車内テレマティックシステム「COMANDシステム」は携帯電話を接続しインターネット検索と連動するHDDナビゲーションシステムやBluetoothRオーディオ、ハンズフリー電話など多彩な機能を備える。さらに12個のスピーカーにより臨場感あふれるサウンドを提供するharman/kardonロジック7サラウンドサウンドシステムを標準装備した。
安全面では、レーダーシステムを搭載し、衝突の危険を検知するとドライバーに警告を発するブラインドスポットアシストや、高速走行時などに速度設定を行なうと前方の車両を監視しブレーキやアクセルを自動制御し車間や速度を適切に保持するとともに時速0km/hまで減速する渋滞追従機能を備えたディストロニック・プラスを標準装備。また、リアビューカメラや、バンパー内に設置された超音波センサーにより障害物との間隔をインジケーターと警告音で知らせるパークトロニックをフロントとリアに装備し、駐車時などの安全性を高めている。
「G 550」は、従来モデルを継承した5.5リッターV型8気筒エンジン(最高出力285kW/387PS、最大トルク530Nm)を搭載するとともに、最新鋭7速オートマティックトランスミッション「7G-TRONIC PLUS」を組合せ、よりスムーズな変速と優れた燃費効率を実現した。
新型Gクラスのハイパフォーマンスモデル「G 63 AMG」は、AMGモデルならではの新デザインのAMGフロントスポイラーや専用ハイグロスブラックグリル、オーバーフェンダーなど存在感を大幅に高めたスタイリングを採用。インテリアは、随所に上質な素材を採用しエクスクルーシブで洗練された空間を提供する。
パワートレインには最新のAMG5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載し、排気量のダウンサイジングを図りながらも、最高出力400kW/544PS(従来比 +27kW/37PS)、最大トルク760Nm(従来比+60Nm)の圧倒的な動力性能を実現しながらも、燃費経済性を高めている。またシャーシは、俊敏かつ安定したハンドリング性能と快適性を両立したAMGスポーツサスペンションや、強大な制動力と高い耐フェード性を両立したAMG強化ブレーキシステムをしている。
さらに新型Gクラスには、V12エンジンを搭載したスーパーオフローダー「G 65 AMG」を追加。AMG6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンは、量産オフロード車として世界最高の450kW/612PS、最大トルク1,000Nmを発生、0~100km/h加速5.3秒と他の追随を許さぬ運動性能を実現した。エクステリアは、迫力あるAMGパーツや専用パーツでさらなる個性を加えている。
またインテリアは、シートやドアパネルにエレガントなダイヤモンドステッチを施した最高品質のナッパレザーを用いたdesignoエクスクルーシブインテリアを採用、designoピアノラッカーウッドのインテリアトリムと見事に調和したクラフトマンシップ溢れる最高級の空間となった。
モデル | エンジン | ステアリング | 価格 |
---|---|---|---|
G 550 | 5.5L V8 DOHC |
左 | 1,340 |
G 63 AMG | 5.5L V8 DOHC ツインターボ |
1,780 | |
G 65 AMG | 6.0L V12 DOHC ツインターボ |
3.250 |
※価格の単位は万円。 |