フェルナンド・アロンソ「希望は失っていない」
フェラーリのフェルナンド・アロンソは、上海インターナショナル・サーキットで開催された中国GP決勝を9番手からスタートして9位になった。
フェルナンド・アロンソ
「難しいレースになるのは分かっていたし、実際そうなったということさ。いつも隊列の中にいて、クルマの能力を生かすチャンスもなく、ほかのクルマの後ろにいるときはタイヤもすぐに傷んでしまうんだ」
「3回タイヤを交換する戦略をとるということは、何度か追い抜きをする必要があるということだよ。でも、僕たちのクルマの最高速度ではメインストレートで追い抜くのはほとんど不可能だということが分かった。だから、僕がクルマをうまく操ることができるほかの場所で追い抜きを仕掛けるしかなかったよ」
「もちろん、今日の結果はバーレーンGP（22日決勝）に向けた明るい材料にはならないよ。バーレーンでは加速力とスピードが非常に大切なんだけど、まさにそこが僕たちの弱点だからね。来週のレースもまたダメージを最低限に抑えることが最大の目標になるよ」
「順位のことなど考えたくはない。優先すべきはF2012（フェラーリの2012年型車）のパフォーマンス改善だからね。でも、これは僕が希望を失ったってことじゃないよ。それどころか、逆さ。去年はスパ（ベルギーGP）に行くまでは信じていたよ。そして現時点で信じない理由はない。僕はランキングで3位だし、リーダーからは8ポイントしか離されていないんだ」
「もちろん、クルマをもっと速くするためにうまく前進してゆくことが必要なのは間違いない。スペインGP（5月13日決勝）では大幅に改良されたクルマを手にする予定だ。でも、ほかのチームも同じことをするだろうし、ほかのクルマよりも1秒も速いクルマになるというような魔法を期待しているわけじゃないよ」
