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2012年F1、いまだ見えてこない勢力図

2012年03月28日(水)22:14 pm

すでに2レースを終えた2012年F1だが、いまだ今シーズンの勢力図がはっきりと見えてこない。

開幕戦オーストラリアGPと第2戦マレーシアGPの予選後でマクラーレン勢が1-2を達成したことにより、いくつかのメディアはマクラーレンが圧倒的な強さを見せていると報じた。しかしマレーシアGPの決勝は、チャンピオンチームのレッドブルが苦戦したのと同様、マクラーレン勢も苦しいレースとなった。その一方でメルセデスAMGが予選で強さを見せたのである。

アロンソもこう認めている。「去年や一昨年のように、圧倒的なチームというものが存在しないんだ。皆にチャンスがある」

この2年間はレッドブルが圧倒的な強さを見せ、同チームのデザイナーであるエイドリアン・ニューイが、次にどんなアイデアを投入するのか注目されてきた。しかし、今年最も大きな問題になっているのは、いかにしてピレリタイヤを使うかである。

『DPA通信』に対してレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも次のように認めている。「今のところ、最も重要な領域がこのタイヤだよ」

マレーシアGPでセルジオ・ペレス(ザウバー)が2位になった結果を受け、ホーナーは「違った条件下では、違ったマシンが力を発揮する」とも語った。

さらに『Auto Motor und Sport』には、次のようなホーナーの言葉が引用されている。

「ウインドウ(タイヤをうまく機能させられる温度などの条件)を外してしまうと、まったくダメになる。そのウインドウは、タイヤ(のコンパウンド)ごとに違うし、ドライバーによっても違ってくる」

「ファンから見れば、こういった状況は面白いだろうがね」

マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュもホーナーと同じような意見を持っており、『Focus(フォーカス)』誌にウィットマーシュの言葉が引用されている。

「今シーズンがどうなるかなんて、誰も自信を持って語ることはできない」

「これこそあるべき姿だ」

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