マクラーレン・F1チームは11月23日、アロー・マクラーレン・インディカー・チームのドライバー、パト・オワードが2024年シーズンのF1リザーブドライバーに加わることを発表した。
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マクラーレンは24歳のランド・ノリスと22歳のオスカー・ピアストリという若くて優秀な2名のレギュラードライバーを抱えているが、レース開催数が増えている今、インディカーでランキング4位と活躍するパト・オワードを控えドライバーとして確保した。
オワードはメキシコのモンテレイ出身の24歳。6歳でレースを始め、2020年にアロー・マクラーレンに加入して以来、マクラーレン・レーシング・ファミリーの一員として活動している。
オワードは何度かMCL35Mドライバー開発テストに参加したほか、2021年アブダビ・ヤング・ドライバーズ・テストや2022年アブダビGPのフリー走行1にも出走してきた。
オワードは現在アロー・マクラーレンでドライバーを務める傍ら、2024年に向けてF1チームのリザーブドライバーに加わる。
また、マクラーレンのドライバー育成プログラムの一環として、2023年F1アブダビGPのフリー走行1回目と、シーズン終了後のテストにも参加する。
■マクラーレン代表「ドライバー確保は賢明なこと」
マクラーレン・F1チームのアンドレア・ステラ代表は、次のように語った。
「マクラーレン・F1チームは、パト・オワードを2024年シーズンのリザーブドライバーに迎えられて嬉しいよ。パトはNTTインディカーシリーズで印象的なシーズンを送り、ドライバー開発テストでも好成績を収めてきた」
「カレンダーが拡大している今、必要なときに必要なドライバーを幅広く確保することは賢明なことだ。彼がこの新しい役割で成長していくのを楽しみにしている」。
■オワード「新しい役割に興奮している」
マクラーレンF1のリザーブドライバーであり、アロー・マクラーレンのドライバーでもあるパト・オワードは、次のように語った。
「マクラーレン・レーシング・ファミリーの中で新しい役割を担うことになり、とても興奮している。以前はフリー走行に出たり、テストに参加したりと、F1チームとは多くの時間を過ごしてきた」
「F1マシンに乗ることができる日は決して悪い日ではないといつも言ってきたので、アロー・マクラーレンでのドライビングの仕事と並行して、来年のリザーブドライバーに加わることを楽しみにしている。この素晴らしい機会を与えてくれたアンドレアとザック(ブラウン)に感謝しているよ」。