レッドブル首脳のヘルムート・マルコ博士は、フェルナンド・アロンソはF1ドライバーとして「3度目の春を迎えている」という。
実際、メルセデスとフェラーリがそれぞれ2023年の新車でのスタートで失速する中、ジェッダで今のところレッドブルに最も激しく挑戦しているように見えるのは41歳のアロンソと突然競争力を増したアストンマーティンだ。
■レッドブルF1のマルコ、アロンソはアストンマーティンを2番目のチームにできる
ジェッダでの序列についてマルコはこう考えているようだ。
「我々の後ろには、少なくともアルピーヌとフェルナンド・アロンソ、そしてフェラーリの間でエキサイティングな戦いが繰り広げられるだろうね」
しかし、79歳のマルコも、アロンソがサプライズで勝利を狙うことを否定しているわけではない。
「アロンソは3度目の春を迎えている」と言い、アロンソがルノーで獲得した最初の2つのタイトル、そして“休暇”に終わったマクラーレン、フェラーリ、マクラーレン時代、そして現在、スペイン人のアロンソがアルピーヌとアストンマーティンをドライブして再び順位を上げていることに言及している。
マルコは「常に彼を考慮に入れなければならない」と主張した。
「バーレーンでのハミルトンに対するオーバーテイクは信じられないほどだったよ」
「私は、彼がアストンマーティンをF1でナンバー2にできると信じている」
■チャンスを虎視眈々と狙うアロンソ
マルコにそう評価されたアロンソによれば、現在のところレッドブルを除いて勝利を「現実的に」狙えるチームはないようだ。
「今のところ、それは不可能だと思う。レッドブルはあまりにも力強いよ」
「フェラーリ、メルセデス、僕たちには、現実的には今のところ優勝を考えることはできない。もう少しレースを待って、プレッシャーのかかる中で自分たちの弱点を修正するべきだ」
「だけど、もちろん、上位にいる時は何が起こるかわからない。ピットストップがうまくいかなかったり、いいタイミングでセーフティカーが入ったり、何でも起こりうる。そうすれば、何だってできるようになるさ」と、アロンソは付け加えた。