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ペレス、セーフティカー違反で5秒ペナルティもシンガポールGP優勝確定!スチュワードは1回目の違反時にレッドブルに警告していた

2022年10月03日(月)12:16 pm

F1シンガポールGPで1位でチェッカーフラッグを受けたセルジオ・ペレス(レッドブル)は、レース後に行われたセーフティカー違反の調査により5秒ペナルティが科せられたものの、キャリア4勝目を維持した。

●【2022F1第17戦シンガポールGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

ペレスはコーション中のセーフティカー導入中に2回の違反を犯してしまった。FIAフォーミュラ1スポーティングレギュレーション第55条10項にある「セーフティカーが導入された場合、ライトが消えるまで先頭車両は10台分以内の距離を保たなければならない」と定めているが、2回とも同じ違反をしてしまったのだ。

■調査1つ目:「ブレーキとタイヤが温まらずセーフティカーに追いつけなかった」

10周目にジョウ・グァンユ(アルファロメオ)とニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)が接触した際は、ペレスは「コンディションはとても濡れていて、ブレーキとタイヤが温まらず、セーフティカーに追いつくことができなかった」と主張した。

スチュワードはこの主張を認めなかったものの、ウェットコンディションとペレスが主張した困難さを考慮し、訓戒処分とした。

ペレスは、今シーズン1回目となるドライビング関連の訓戒処分を受けたものの、この件に対してのタイムペナルティはなかった。

■調査2つ目:警告されていたのに・・・

しかし、角田裕毅(アルファタウリ)が壁に突っ込んだことがきっかけで36周目に入ったセーフティカーでは2回目の違反を取られ、ペレスに5秒ペナルティと2点のライセンスポイント違反が科せられた。

スチュワードは前回の同じ件についてチームに警告し、チームはペレスに伝えていたにもかかわらず、2回も同じミスを犯したため、5秒ペナルティを科すことを決定した。

チームは不服申し立てができる。しかし、実際には7.595秒あったシャルル・ルクレール(フェラーリ)との差が5秒ペナルティで2.595秒差になったものの、優勝という結果には変わりないため、レッドブルが不服申し立てをすることはなさそうだ。

ペレスとチームは、レース中に5秒または10秒のペナルティが科せられる可能性を知っていたため、ペレスは最後の15周で「予選のようにプッシュ」したことで、今季2勝目を飾ることができた。

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