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パフォーマンス不足が露呈したフェラーリ 2020年F1シーズンは苦しい戦いに

2020年07月06日(月)18:39 pm

2020年のフェラーリは予想以上に厳しい戦いを強いられそうだ。

●【決勝レース結果】2020年F1第1戦オーストリアGP決勝レースのタイム結果

4日(土)に行われた2020年のF1開幕戦オーストリアGPの予選でシャルル・ルクレールはなんとか予選Q3に進出したものの、今季限りでチームを離脱することが決まっているセバスチャン・ベッテルは11番手で予選Q2敗退となってしまった。

この結果を受け、チーム代表のマッティア・ビノットも2020年型マシンのパフォーマンス不足を認めざるを得なかった。

「ポールには1秒足りなかった。ストレートだけでコンマ7秒不足していたよ」とビノットは認めている。

フェラーリが強さを発揮した2019年はエンジンに違法な手法が用いられていたようだとのうわさが強くささやかれ続けているが、メディアはこぞって2020年型マシンは1年前に2019年型マシンが予選で出したタイムにも届かなかったと指摘している。

これに対し、ビノットは「我々は昨年のものとではなくライバルと自分たちの比較をしているんだ」と主張している。

ビノットによれば、現在の問題は「エンジンと空力のコンビネーション」にあるという。そして、今週末に同じレッドブルリンクで行われる第2戦にはいくつかのパーツを持ち込むとともに来週末に行われるF1ハンガリーGPにはより大きな改良を施したマシンを持ち込むつもりだとしている。

しかし、ハンガリーでも飛躍的にフェラーリのパフォーマンスが向上することは期待できないようだ。

「だが、それは最終的な解決策にはならないだろう」

そう語り、ハンガリーでも劇的なパフォーマンスアップは見込めないと示唆したビノットは次のように付け加えている。

「今年はエンジン(開発)が凍結されているし、ドラッグ(空気抵抗)もすぐに減らすことはできないだろう」

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