フェラーリの元チーフデザイナーであるシモーネ・レスタが、再びフェラーリに復帰することが確実となったようだ。
2001年にフェラーリに加入したレスタは、2014年以降はチーフデザイナーとしてフェラーリF1マシンの設計部門を率いていた。そして、2018年7月にフェラーリとの関係強化に動いていたアルファロメオ・ザウバーにテクニカルディレクターとして迎えられていた。
だが、フェラーリの2019年型F1マシンが空力面での問題を抱えていることもあり、レスタが再びフェラーリに戻るのではないかとうわさされていた。
そして、アルファロメオが17日(水)に声明を出し、これまで空力責任者のポジションにあったジャン・モンショーを8月1日付けでテクニカルディレクターに登用することを発表。アルファロメオはこれに伴ってレスタがチームを離脱することを明らかにしている。
アルファロメオの声明はレスタが今後どうするのかということについては触れていないが、8月1日付けでフェラーリに復帰するのは間違いないと見られている。だが、すぐにF1チームに復帰するのではなく、一定期間は市販車部門に配属され、事実上の“ガーデニング休暇”に入る可能性も指摘されているようだ。
なお、新テクニカルディレクターに就任するモンショーは2017年までアウディに所属していたエンジニアで、昨年4月に空力責任者としてアルファロメオ・ザウバーに迎え入れられていた人物だ。