トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、2019年に戻ってくるダニール・クビアトは以前よりもよいドライバーになっているはずだと考えている。
ロシア出身のクビアトはレッドブルの育成ドライバーとして2014年にトロロッソでF1デビュー。翌2015年にはフェラーリへ移籍したセバスチャン・ベッテルの後任としてレッドブルに昇格。しかし、2016年には再びトロロッソに降格されると2017年シーズン途中で契約を解除されたという経緯がある。
つまり、クビアトがトロロッソに加わるのはこれで3回目ということになるわけだ。
■クビアトは一回り大きくなったとトスト
「私はダニールとソチで会ったし、一緒に楽しく食事をしたよ」
そう語ったトストは次のように続けた。
「彼はリラックスしていたし、以前よりも落ち着いた印象だった」
「私はダニール・クビアトが競争力を示すと期待しているよ」
■うまくやれる自信があるとクビアト
2018年は開発担当ドライバーとしてフェラーリと契約を結んでいるクビアトだが、自分自身でもメンタル面において成長できた自信があると次のように語っている。
「戻れることになってすごくうれしいよ」
「だけど、永遠に喜んでいるわけにはいかないね。これからやるべきことがたくさんあると覚悟しておかないとならないからね。そして、今年は自分自身の成長に関しても懸命に取り組んだよ」
「心理的にいい状態に自分を置くことが非常に重要だし、まさに今年はそのことに焦点を合わせていたんだ。つい最近までは復帰できるかどうかはっきりとはしていなかったけれどね」
そう語ったクビアトは次のように付け加えた。
「それ(シート獲得)を聞くやいなや、僕はすごくうまくやれるだろうという自信を感じたよ」