2017年F1第1戦オーストラリアGPが3月25日(土)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で2日目を迎え、現地時間17時(日本時間15時)から行われた予選でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算62回目のポールポジションを獲得した。
●【予選結果と画像】2017年F1第1戦オーストラリアGP、Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
■予選のスピードトラップ
FIA(国際自動車連盟)は、予選のスピードトラップ(計測)を発表した。
トップスピードを記録したのは、ルーキーのランス・ストロール(ウィリアムズ)。セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)と続く。
マクラーレン・ホンダは、2016年バージョンのフェラーリを搭載するザウバーと競る結果となり、フェルナンド・アロンソが18番手、ストフェル・バンドーンは最下位だった。
マクラーレンは、ホンダのパワー不足を補うため、コーナーリング速度を上げるべく、ダウンフォースを多めにしてコーナーでタイムを稼ぐ戦略のようだ。ホンダの次期バージョンでのパワーアップに期待したい。
スピードトラップは、直線での速度計測のためタイムとは違う視点だ。ダウンフォースを減らせばスピードは上がり、ダウンフォースを増やせばスピードは下がる。
しかし、ポールポジションのルイス・ハミルトンはやはり上位にいて、直線スピードも出ていてタイムも一番時計だ。パワーユニットも速い、シャシーも完成度が高くコーナーリングスピードもある、というのが理想だ。
■【予選スピード計測】F1開幕戦オーストラリアGP予選
順 | ドライバー/チーム | KPH/差 |
1 | 18R.ストロール ウィリアムズ/メルセデス |
328.6- |
2 | 11S.ペレス フォース・インディア/メルセデス |
328.10.5 |
3 | 44L.ハミルトン メルセデス |
326.22.4 |
4 | 27N.ヒュルケンベルグ ルノー |
325.53.1 |
5 | 30J.パーマー ルノー |
325.43.2 |
6 | 31E.オコン フォース・インディア/メルセデス |
324.44.2 |
7 | 19F.マッサ ウィリアムズ/メルセデス |
324.34.3 |
8 | 7K.ライコネン フェラーリ |
322.85.8 |
9 | 26D.クビアト トロロッソ/ルノー |
322.36.3 |
10 | 5S.ベッテル フェラーリ |
322.06.6 |
11 | 55C.サインツ トロロッソ/ルノー |
322.06.6 |
12 | 33M.フェルスタッペン レッドブル/タグホイヤー |
321.86.8 |
13 | 8R.グロージャン ハース/フェラーリ |
321.67.0 |
14 | 77V.ボッタス メルセデス |
321.17.5 |
15 | 20K.マグヌッセン ハース |
320.58.1 |
16 | 3D.リカルド レッドブル/タグホイヤー |
318.010.6 |
17 | 9M.エリクソン ザウバー/フェラーリ(2016) |
317.411.2 |
18 | 14F.アロンソ マクラーレン・ホンダ |
316.612.0 |
19 | 36A.ジョビナッツィ ザウバー/フェラーリ(2016) |
315.912.7 |
20 | 2S.バンドーン マクラーレン・ホンダ |
314.414.2 |
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