F1は、またしても大きな議論を呼ぶ改革を行おうとしている。
●【2024年F1チャンピオンシップ・ランキング】第5戦F1中国GP終了後
フェラーリのミハエル・シューマッハ全盛期だった2002年までは、F1は1位から6位までのポイント付与だったが、2003年からポイント付与を8位まで拡大した。
そして2010年から10位までポイントを獲得できるようになり、リバティ・メディア時代が本格化した2019年にはレース中のファステストラップに1ポイントが追加された。
しかし今、トップ5のビッグチーム以外の小規模チームは、10位のポイント圏内で1ポイントを獲得するのもほぼ不可能だと不満を漏らしている。
ハースのニコ・ヒュルケンベルグは、F1中国GPで10位に入賞して獲得した1ポイントが、レースで勝利したようなものだと認めている。
「上位5チームに問題がなければ、トップ10はすでに決まっているからね」
■来年から12位まで拡大案、元F1王者は反対
2025年以降、ポイントを12位まで拡大するという新たなプランが、ジュネーブで開催されるF1委員会で検討される予定だ。
しかし2016年ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、今は支持者ではないと『Speed Week(スピードウィーク)』が報じた。
「F1はパフォーマンスのゲームだ。中団チームはトップ10に入るために自分たちを伸ばさなければならないだけだよ」。