ニコ・ヒュルケンベルグがハースからアウディ傘下のザウバーへの移籍が噂されてきたが、どうやらその契約はすべて結ばれたようだ。
アウディが5月中旬に決断を下すと報じられている期限を前に、ヒュルケンベルグは2025年、2026年、2027年の3年契約で合意したとドイツの専門情報サイト『F1-insider.com』は伝えている。
「まだサインだけが残っている」とラルフ・バッハ記者。
36歳のヒュルケンベルグは同誌の質問に「憶測には関わらないよ」と答えた。
■サインツ、ボッタス、ジョウは?
カルロス・サインツが同様のオファーに応じる期限は5月中旬で、5月末までにはドライバー発表が行われると報じられている。
ザウバーの現在のドライバーであるバルテリ・ボッタスとジョウ・グァンユにとっては悪いニュースばかりだ。
一方、ハースのレギュラードライバーとして就任する可能性が高いオリバー・ベアマンにとっては良いニュースだ。
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、「ボッタスはもう全盛期を過ぎているし、グァンユは結局のところ十分な実力がない」と語った。
「アウディは毎年強くなり、新しいクルマとエンジンのレギュレーションが導入される2026年には最適なポジションにいたいと考えている。ヒュルケンベルグとサインツがいれば、間違いなくそうなるだろう」。
元メルセデスF1で勝利も経験しているフィンランド人ドライバーのボッタスは現在、F1シートを確保するため苦戦しているが、諦めていないようだ。
「選択肢はそれほど多くないが、あるよ」と34歳は語った。