ホンダは、2016年3月期の連結決算を発表した。当初予定されていた4月28日から2週間遅れの発表となった。
2015年度(2015年4月1日から2016年3月31日までの12ヵ月間)の営業利益は、前年度に比べ24.9%減益の5,033億円となった。
■売上は好調
15年度の売上は14兆6,011億円となり、前年比+1兆2,730億円(+9.6%)だった。
■24.9%営業減益
売上は好調なものの、営業利益は5,033億円で前年比-24.9%の営業減益となった。税引前利益は6354億円(-21.2%)、当期純利益は3445億円(-32.4%)。
ホンダは「品質関連費用を含む販売費および一般管理費の増加や為替影響などにより」と説明しているが、タカタ製エアバッグの品質関連費用負担が重いようだ。
■今期は増益の見込み
15年度実績の売上14兆6,011億円に対し、16年度見通しは13兆7,500億円と前年比-8,511億円を見込んでいる。しかし、営業利益では15年度実績の5,033億円に対し、16年度見通しは6,000億円と+966億円の増益見込みだ。
円高の影響で各自動車メーカーが減益を見込んでいるが、ホンダだけが営業増益を見込んでいる。これは、タカタ製エアバッグ問題の費用負担が15年度で一段落したためだ。
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