フェラーリ「抜群のスタートで築いたリードも赤旗でフイに」／F1オーストラリアGP決勝

2016年03月20日（日）21:12 pm

アルバート・パーク・サーキットで行われた2016年F1開幕戦オーストラリアGP決勝を終え、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンが次のようにコメントした。

■セバスチャン・ベッテル「スタートは最高だったけど・・・」
決勝／3位
「スタートはすごくよかった。前の2台よりいいスタートを切ることができて本当にうれしかったよ。昨年のハンガリーを思い出したけど、本当にうまくいった。キミ（ライコネン）も同じようにいいスタートを切ったのが分かってうれしかったし、そこからは僕たちが1番と2番の位置でペースをコントロールしていた」

「赤旗は僕たちにとって不運だったよ。だけど、一番重要なことはフェルナンド（アロンソ／マクラーレン）とエステバン（グティエレス／ハース）が無事だったことだ。レースを中断したのは正しい判断だったよ。最初にあそこを通ったときには路面に破片が散らばっていたからね」

「昨年は力強いシーズンを送ることができたし、もっと差を縮めたいと思っているから、当然ながらもっと高いところを望んでいるよ。昨日は少し離されてしまったけれど、今日はその差が縮まっていた。全体的には素晴らしいレースだったよ」

「僕は最後まで全力でレースをしていたんだ。決して芝生に乗りたいと思っていたわけじゃないけど、つい、芝刈りをやっちゃった。だから、来週家に帰ってももう芝刈りをやる必要はないね。でも、今日はもう少しいい結果で終わりたかったな」

■キミ・ライコネン「完走できなければ始まらない」
決勝／リタイア
「今日は、レースの最初のほうはよかった。だけど、あるところでパワーが失われてしまったんだ。それでリタイアするしかなかった。何が起こったのかはっきりとは分からないけれど、エンジンそのものが原因だったとは思っていないよ。だってまだ動いていたからね。何かほかの原因だったに違いないよ」

「チームのみんなにとってもすごく残念な結果だった。冬のテストのあとでは、僕たちはかなりいいところに行けるはずだというざっくりとした考えを持てていたからね」

「土曜日はおかしな1日だったよ。コンディションや環境的にはすごく不順だったから、予選のタイム差は実際の差を反映したものではないと分かっていた。クルマのハンドリングはよかったし、スピードもあったから、僕もいい感触を得ることができていた。だけど、まずはレースを完走できなくちゃね。僕たちにはまだやるべき仕事が残されているよ」