F1開幕戦オーストラリアGP決勝でマックス・フェルスタッペンがキレて、トロロッソのチーム内は大騒ぎだ。
19日(土)の予選で5番手グリッドを得て、「(メルセデスAMGとフェラーリに続く)3番手のチーム」と上機嫌だったまでは良かった。ところが決勝では僚友カルロス・サインツの背後から抜け出せず、堪忍袋の緒が切れたのだ。
「スタートと第1スティントまでは良かった。問題はその後だよ・・・」と話す18歳のフェルスタッペン。
ピットストップで「タイヤが用意できていない」と言われたり、サインツに進路を譲らせるよう求めるまでは良かったが、彼は次第に無線を使ってチームに怒りをぶつけ始めた。
「僕はサインツより常に速かったのに、何の対処もされなかった」
「こんなレースやっていられるか」と無線で吐き捨てたフェルスタッペンは、サインツと接触までしてしまった。
「ほんとうにアタマに来た」と語るフェルスタッペン。「マシンは最高なのに、10位なんてあり得ない」
父ヨスも、苦虫をかみつぶした表情だ。彼はオランダ『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙に、次のように語った。「私たちは、10位でゴールするためにここ(オーストラリア)に来たのではない」
レース後のぶら下がりインタビューでチームは、フェルスタッペンを落ち着かせようといったん報道陣から引き離したらしい。
サインツは言う。「マックス(フェルスタッペン)とチームでどんなやり取りがあったのかは知らない」「なかなか興味深い内容だったらしいね。でも、僕的には何の問題もない」
フェルスタッペンとの緊張関係がチーム内で問題に発展するのか?サインツは次のように話す。「いや、少なくとも僕サイドからは無いな」
フェルスタッペンは、早くも2017年の大御所チーム移籍に向けて動いているという。
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