【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「強く、安全なクルマを造ってくれてありがとう」／F1オーストラリアGP決勝

2016年03月20日（日）21:10 pm

2016年F1第1戦オーストラリアGP決勝を終え、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、次のようにコメントした。

■フェルナンド・アロンソ「強く、安全なクルマを造ってくれてありがとう」
決勝／リタイア
「命が助かってありがたいよ。重大な事故にはならなかった。それにしても、ものすごい衝突だったな」

「エステバン（グティエレス）とのクラッシュは、いろいろな要因が重なってのものだ。僕のマシンは空を飛んだんだ。それに散々、転がった。空が見え、次に地面が視界に入り、また空が視線に入った。ようやく着地すると、僕は小さなすき間を見つけて、すぐに脱出した。実家でテレビ中継を見ていた母を安心させたくてね！」

「あれはレース中に起こった、ただの事故だ。二人とも無事でほんとうに良かった。それがいちばんだよ」

「しかし、その後すぐ僕の心はフラストレーションと悔しい気持ちが、ない交ぜになった。シーズン緒戦からポイントの機会を失って残念な気持ちと、おそらくパワーユニットを一基ダメにした後悔の念さ。おそらくマシンは全損だろう」

「僕らはF1マシンに乗るたび、命を削る思いをしている。あんな事故だったけれど、無事でほんとうに良かった。僕がいま生きているのは、FIA（国際自動車連盟）がこの10年から15年、安全性の向上を目指して優れた仕事をしてくれているおかげだ。今もその努力は続けられている。それにマクラーレンの皆にもお礼を言いたい。あんなに強く、安全なクルマを造ってくれてありがとう」