ホンダ、積水ハウス、東芝が共同でスマートハウス実証実験を開始

2014年05月21日(水)13:13 pm

ホンダ、積水ハウス、東芝の3社が共同で、ITやパーソナルモビリティーなどの技術と、家庭、モビリティー、地域のエネルギー需給を総合的にコントロールするエネルギーマネジメント技術を取り入れた実証実験ハウスをさいたま市に建設し、先進の暮らしに関する検証を開始した。

この実証実験ハウスは実際に人が居住できる二世帯住宅になっており、例えば昼間外出中の子世帯で太陽光発電された余剰電力を親世帯で使うなど、各世帯で生み出した電気やお湯の世帯間での相互供給が可能となっている。

また、ケーブルを接続せずにEV(電気自動車)への充電を行う非接触充電や、EVに蓄電された電力の家やコミュニティーへの供給、パーソナルモビリティーを使いやすくした住空間づくり、といった新たな試みを通じて、未来の暮らしを支える技術を現実の環境のもとで磨いていこうというものだ。

今回、住まい、家電、モビリティーの分野で豊かな暮らしの実現を目指す3社が協力し、実際に人が住める戸建て二世帯住宅で、CO2排出量をゼロとする2020年の暮らしを具現化する試みを行うもの。3社では、この実証実験をもとに、未来の豊かな暮らしを実現する技術の確立と実用化を目指すことになる。

<実証実験の主な内容>

●未来の「SLOW & SMART」
クルマが家の中まで入る空間づくり、ロボティクスの活用に対応した室内レイアウト、ベランダまで含めた完全フラット床、窓やドア/ブラインドの自動開閉化など、安全で快適な暮らしを支える技術を導入し、家とモビリティーの親和性や一生涯暮らすための家づくりについて検証する。

●世帯間での電力・熱の融通
地域などのコミュニティー単位でエネルギー管理を行うエネルギーマネジメントシステムを通じて、家一軒だけでなくコミュニティー単位での最適なエネルギー需給管理を実施。二世帯住宅である当実証実験ハウスでは、親世帯、子世帯で生んだ電気を、各世帯の需要に応じて相互供給するほか、電力ピーク時に電気の使用抑制を促すデマンドレスポンスを活用し、省エネ効果の検証を行う。

●進化したV2H(Vehicle to Home)
系統連系することで、家庭内だけでなくコミュニティーに電力を供給できるV2Hシステムを導入。家庭用の非常時電源としだけではなく、平時の電力のピークシフトやピークカットも視野に入れた地域の電力源として電動モビリティーの価値を検証する。

●非接触充電と自動駐車
敷地内に停車した「フィットEV」を、非接触充電機器を設置した車庫に自動運転で精度よく駐車できるシステムを導入。これを通じて家庭での利用における利便性や普及に向けた課題などの検証を行う。

●そのほかの主な導入機器・技術
・壁面緑化(積水ハウス)
・スマートメーター(東芝)
・エネグーンPV連系リチウム電池(東芝)
・スマート家電「HEMS FEMINITY」(東芝)
・84インチ4Kテレビ(東芝)
・ホンダスマートホームシステム(ホンダ)
・超小型EV「MC-β」によるV2H(ホンダ)
・音声認識技術によるHEMS制御(ホンダ)
・ホンダロボティクス(ホンダ)

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