イタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』誌が、フォース・インディアの2014年型車は、新たなスポンサーであるテルメックスを象徴するカラーリングが施されるとともに、モノコックの上部には独特な「コブ」が設けられると報じた。
フォース・インディアの2014年型車であるVJM07には、カラーリングが変わるだけでなく、テクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンによってF1関係者を驚かせるであろう「いくつかの仕掛け」が施されていることが分かったと『Omnicorse(オムニコルセ)』が伝えている。
2012年にみられた「段差ノーズ」は、見栄えがよくないとの批判を受けたことで、2013年にはF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)がそれを化粧版で覆うことを認めたことにより、多くのチームのノーズはスムーズな形状となっていた。
しかし、再び2014年にはボディーワークに関するレギュレーションが変更されたことにより、フォース・インディアのクルマには、ノーズではなく、直接モノコックの上に「コブ」が設けられる、と『Omnicorse(オムニコルセ)』は報じている。
『Omnicorse(オムニコルセ)』では、これは、コックピット内部の必要なスペースを削ることなくクルマの下部により多くの気流を導くための手法だと推測している。
インドの富豪であるビジェイ・マリヤが率いるフォース・インディアは、2013年のチーム別ランキングでは2012年からひとつポジションアップし6位となっている。