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アロンソの批判にも動じないピレリ

2013年11月07日(木)12:10 pm

ピレリの会長であるマルコ・トロンケッティ・プロベラは、2013年仕様のタイヤに対するフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の批判を跳ねのけた。

賛否が分かれる部分はあっても現役最強のF1ドライバーと言われ、その影響力や年俸も群を抜いているアロンソは、劣化が激しく「品質」に疑問のあるピレリの2013年F1タイヤをこき下ろしていた。

2013年以降のタイヤ供給契約をめぐってF1ボスのバーニー・エクレストンとチームの合意を取り付け、FIA(国際自動車連盟)のサインを待つ身であったピレリは、アロンソからの批判にさぞ居心地の悪い思いをしただろう。

「その発言をしたとき、アロンソは機嫌が悪かったんじゃないだろうか」プロベラは、2014年シーズンのタイヤ供給契約が決まり、『CNN』に強気の発言をしている。

「タイヤのせいではない。アロンソが勝てないのには、いくつかの理由がある。フェラーリがタイヤをまともに使えていないのだとしたら、それは我々のせいではない」

ピレリ側が強気に出るのは、そもそも長くもたないタイヤを望んだのがF1側だからだ。その結果として、チームはピレリが出す使用の手引に従うことを求められている。

「必要ならばどうとでもできるが、(タイヤ使用の)ルールについては例外だ」

「チームには我々の出した指示通りにタイヤを使ってもらう」

FIAは2014年シーズンのピレリタイヤ供給にゴーサインを出したばかりでなく、2015年シーズンもピレリ製のタイヤを使う可能性があるとプロベラは胸を張る。

しかし、タイヤの品質、一貫性、寿命を含めたピレリの技量に疑問が集まれば、ピレリ自身のイメージに傷がつくという意見もある。

「(複数のクルマがタイヤのバーストに見舞われた)シルバーストンの直後はたしかに多少のダメージがあった。しかし、今ではあれがピレリの責任ではなかったことを理解してもらえた」

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