キミ・ライコネン(ロータス)は、レッドブルがマーク・ウェバーの後任候補に入れているといううわさを否定していない。
F1第2戦マレーシアGPでの「マルチ21」事件以来、3年連続チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルとウェバーとの関係は悪化している。また、レッドブルの会長でチームオーナーであるディートリッヒ・マテシッツと、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコは、どちらも今後のドライバー候補にライコネンの名前を挙げている。
ライコネンは、F1中国GP(4月14日決勝)前に上海で「F1はうわさでいっぱいだ」と『Bild(ビルト)』紙に話している。
また、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』によると、ライコネンは「F1には常にこの手の話がある。誰がどこへ行く、ってね」と語ったという。
「普通のことだ。自分の名前が挙がるのはいいことだしね。でも、うわさについてコメントする気はない。これまでもしたことはない」
しかしライコネンは、ロータスとの契約が切れる今年末で引退することもあり得ると語ったことについては、トーンダウンを見せた。
「契約はないから、本当に何の計画もない」とライコネンは語ったものの、次のように続けている。「でももちろん、たぶん(F1に)いるよ」
「ただ絶対とは言えない。(F1は)おかしなところだからね」