NEXT...F1開催スケジュール

メルセデスAMGもチームオーダー廃止へ

2013年04月13日(土)10:32 am

レッドブルに続き、メルセデスAMGもチームオーダー廃止を宣言した。

F1第2戦マレーシアGPにおいて、2番手を走行中だったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、その時点でトップに立っていたチームメートのマーク・ウェバーの後ろにとどまるようチームから指示を受けていたにもかかわらず、それを無視。ウェバーに無理な追い抜きをしかけて優勝した。この一件により、以前から不仲がささやかれていたウェバーとベッテルの関係は、完全に修復不可能なものとなってしまった。

また、レッドブルの後ろでは、メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンからルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の背後にとどまるよう指示を受けたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が、不本意ながらもチームの指示に従い、ハミルトンに続く4位でフィニッシュしている。

メルセデスAMGの首脳に今季から加入したニキ・ラウダとトト・ヴォルフは、このブラウンの決断を快く思わなかったため、チーム内で話し合いがもたれたとされている。

ロズベルグは11日(木)、報道陣に対し話し合いが実際に行われ、今後に向けてすべてが解決済みであると明かしている。

ロズベルグは具体的な内容について触れなかったが、ラウダが『Osterreich(エステルライヒ)』に話し合いの詳細について語った。

「ドライバー同士が自由に競い合える。すぐさま結論に達したよ」

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコも、マレーシアでの一件がチームオーナーのディートリッヒ・マテシッツを「非常に不愉快」にしてしまったと認めており、「今後、チームオーダーを出すことはもうない」と宣言している。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、「ディートリッヒと話し合い、レッドブルがチームオーダーを好むチームではないことで合意した」と『BBC』に述べた。

「よって、私たちが今後、レースの終盤にチームオーダーを出すことはない」

「しかし、チームが伝える情報に基づいた行動をとることをドライバーに期待する」とホーナーは付け加えた。

チームオーダー廃止により、状況がどう変わるか中国で聞かれたウェバーは、「おそらく楽になるだろう」と答えている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック