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ロシター、ヘレスでフォース・インディアをテスト

FIA（国際自動車連盟）のWEC（世界耐久選手権）で戦うイギリス人ドライバー、ジェームズ・ロシターが、スペインのヘレス・サーキットで2月5日（火）から始まるシーズン前合同F1テストでフォース・インディアの新車をテストする。

現在29歳のロシターは、かつてホンダ（現メルセデスAMG）とSUPER AGURIの両チームでテストを担当。参戦計画がとん挫したUSF1とは、レースドライバー契約の締結寸前までいったこともある。

現在は、本職のWECでロータスのマシンを走らせながら、シルバーストンにあるフォース・インディアの本拠地でシミュレーターに乗っている。

ロシターは、フォース・インディアの新車VJM06をテストするチャンスに恵まれたが、今季同チームでF1を戦うチャンスがあるわけではない。ロシターがテストに出走するのは、へレスで走るドライバーがポール・ディ・レスタしか決まっていないからだ。

チーム副代表のボブ・ファーンリーに取材した『Reuters（ロイター通信）』のアラン・ボールドウィン記者は、ロシターが選ばれた理由について「テストで何かしら（チームの）役に立ちそうだから」とツイッターでつぶやいている。

ドイツのウェブサイト『motorsport-total.com』は、ヘレスのF1合同テストでやはりテストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサを走らせるフェラーリと同様、ロシターが担う役割は、半日の走行を通じてシミュレーターとの相関データを集めることだと報じている。