フェラーリのチーム本拠地マラネロで1日(金)に行われた2013年型車「F138」の発表会に、元チーフデザイナーのロリー・バーンが出席していた。
ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、バーンは実はフェラーリの2014年型車の開発プロジェクトに関わっており、「全力で取り組んでいる」という。
2014年F1シーズンは大幅なルール改定があるため、開発中の新車は全く新しいV6ターボエンジンを搭載することになる。
バーンはF138を指して、「いいクルマだ。でも2014年に待っているものに比べたら、これは子供の遊びだよ」と笑っている。
その2014年を迎える前に、フェラーリは5年間遠ざかっているチャンピオンシップを獲得しなくてはいけない。チーム代表のステファノ・ドメニカリは、現チャンピオンのレッドブルに対抗するために、フェラーリのデザイナーたちはいくつもの「極端なアイデア」を採用しているという。
あるチーム関係者は、「(レッドブルのデザイナーの)ニューイがうちのリアサスペンションにケチを付けてくるのを待っているんだよ」と話している。
これは、F138のリアサスペンションが2012年のレッドブルのものを模倣したうえで、極端な解釈を加えたものである事を意味しているのだろうと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は推測している。