レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは、エイドリアン・ニューイによる来季マシンの製作にじゃっかんの遅れが生じていることを認めた。
レッドブルが実権を握るオーストリアのTV局『Servus TV(セアヴスTV)』に語ったものだ。
2013年F1シーズンに向けたテストは、2月初旬にスペインで始まる。
RB9と呼ばれる新車の予定にレッドブルが追いついていない背景には、多くの他チームがとっくに来季マシンに注力するなか、つい最近行われた2012年F1最終戦ブラジルGPギリギリまで2012年型車RB8の開発に追われていた事実がある。
ニューイは以下のように話している。「私の経験のなかでも、2012年はもっともキツいシーズンだった」
「絶対的な信頼性は欠けていたかもしれないが、2010年のマシンは速かった。あれはとてもよいクルマだったよ」
「2011年は、まずまずのマシンで安定性もあった」
「そして今年だが、時にはみごとな速さを見せたり、また時には信頼性を発揮したりと、ちょっとつかみどころのないマシンで最初はイライラしたよ」
「いちばんの大きな変更点は、2年かけて開発した新しい排気システムだ。投入したとたんに、すべてを一からやり直すハメになった」とニューイは明かしている。