フォルクスワーゲンは、RJC(日本自動車研究者&ジャーナリスト会議)主催による本年次のRJCカーオブザイヤー最終選考会で、「up!」が、「2013年次 RJCカーオブザイヤー=インポート」を受賞したと発表した。
11月13日(火)にツインリンクもてぎ(栃木・茂木町)で行われたRJCカーオブザイヤーの最終選考会で、すでに一次予選を通過していた6台の輸入車について選考委員による最終的な試乗・投開票が行われた結果、「up!」は、総得点数231ポイントを獲得し、今年の「2013年次 RJCカーオブザイヤー=インポート」の受賞が決定した。
「up!」は、10月1日(月)の発売開始以降、わずか1か月余りで4,000台の受注を獲得しているが、149万円(move up! 2ドア:税込)からという価格訴求力もさることながら、個性的なデザイン、使い勝手、利便性、そして、安全性に優れたスモールカーであることが評価されたものと考えられる。
フォルクスワーゲンによれば、「up!」は品質、安全性、静粛性、操縦安定性など、これまでのスモールカーの常識を超えた商品力を持つ新しい時代のスモールカーとして企画されたもので、欧州の厳しい衝突安全テストEuroNCAPで最高得点の5つ星を獲得する堅牢(けんろう)なボディに加え、横滑り防止装置(ESP)、頭部保護機能付きエアバッグ、さらには、時速約5~30km未満で走行中にフロントウインドーの上部に設置されたレーザーセンサーによって前方10メートルまでの車両などの障害物を検知、ドライバーが減速しなかった場合には自動的にブレーキをかけて追突を回避、もしくは追突時の衝撃を軽減する「シティエマージェンシーブレーキ(日本仕様)」を全車に標準装備するなど、スモールカーだからこそ最優先されるべき安全性への配慮が施されている。
また、新開発の3気筒ガソリンエンジンは、エコカー減税75%に適合。これに5速ASG(オートメーテッドマニュアルトランスミッション)を組み合わせることにより、1リッターあたり23.1km(JC08 モード)の燃費を達成するなど、環境対応にも力が注がれている。