米トヨタ、テスラと共同開発の「RAV4 EV」を発売へ

トヨタのアメリカにおける販売会社、米国トヨタ自動車販売（TMS）が7日（月）、テスラモーターズと共同開発した電気自動車「RAV4 EV」を発表した。

RAV4 EVは、RAV4のボディーをベースにテスラのEVシステムを搭載。実走行環境で約100マイル（約160km）の走行距離を達成した。メーカー希望小売価格は4万9,800ドル（約397万円）を予定しており、2012年夏以降にカリフォルニア州で発売し、3年間で約2,600台を販売する計画だという。

トヨタとテスラは2010年5月、電気自動車とその部品の開発、生産システム、および生産技術に関する業務提携を行うことで基本合意。これを受けて両社の技術陣が共同で車両開発を行い、2010年11月にはロサンゼルス・オートショーに試作車を出展した。提携発表から2年で市販に至ったことになる。

トヨタは、今年初めにプラグインハイブリッドの「プリウスPHV」を日本とアメリカで発売。今夏には同車をヨーロッパでも発売の予定で、年内には「iQ」をベースにしたEVも日米欧で市場導入する計画だ。

主な仕様
全長×全幅×全高	180.1インチ×71.5インチ×66.3インチ （約4,575mm×約1,816mm×約1,684mm）
重量	4,032ポンド（約1,829kg）
出力	最高115kW
走行可能距離	実走行環境で約100マイル（約160km）
駆動用電池 （種類／総電力量／充電時間）	リチウムイオン電池／41.8kWh／約6時間 （240ボルト／40アンペア）
最高速度	100mph （約160km／h、スポーツモード）
0-60mph加速	7.0秒（スポーツモード）
駆動方式	前輪駆動方式
乗車定員	5名