メルセデス・ベンツ日本が25日(水)、「Bクラス」を6年ぶりにフルモデルチェンジして発売。価格は「B180ブルーエフィシエンシー」が299万円、「B180ブルーエフィシエンシー・スポーツ」が348万円になっている。
エクステリアは大型化されたフロントグリルやダイナミックなサイドのキャラクターラインにより一層スポーティーな印象に。また、65mm低くなった全高や力強いホイールアーチの膨らみによりワイド&ローなスタイリングを強調した。
インテリアでは、大きく立体的なトリムをあしらったダッシュボードや随所に用いた上質な素材によりスタイリッシュな室内空間を演出。同時にSLS AMGの流れをくむ丸型のエアアウトレットやサイドサポートの張り出しを強めたシートによりスポーティーさも提供している。さらにアンビエントライト、DIRECT SELECT(パドルシフト付)、パーキングアシストリアビューカメラの標準装備により快適性も向上した。
新型Bクラスに搭載される新開発1.6リッター直列4気筒直噴ターボエンジンは、最新の直噴システムを用いたBlueDIRECTテクノロジーやECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)を採用し、最高出力90kW(従来比+5kW)、最大トルク200Nm(従来比+45Nm)の優れた動力性能を実現しながらも、JC08モードでの燃費は16.0km/Lと従来モデル比約19%の燃費向上を実現。トランスミッションには湿式多板クラッチを用いた新開発の7速デュアルクラッチトランスミッション(7G-DCT)を採用し、シフトチェンジの際に駆動力が途切れることがなく、滑らかで快適なドライビングを実現している。
安全面では、コンパクトクラスでは世界初となるレーダー型衝突警告システム「CPA」を標準装備し、障害物や前走車と衝突する危険性がある場合に警告灯と警告音でドライバーに注意を喚起。警告後にドライバーのブレーキ操作では十分な制動力が得られない場合にはアダプテイブブレーキアシストにより事故回避に必要な制動力を自動的に補う。さらにドライバーの疲労や注意力の低下を検知して注意を促すアテンションアシストや高速でのコーナリング時などに、ハンドリングに違和感を与えることなく正確に車両姿勢を制御するトルクベクトリングブレーキを標準装備した。
なお、新型Bクラスはエコカー減税とエコカー補助金の対象になっている。