フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンが20日(金)、「ザ・ビートル」の受注を開始。発売は6月1日(金)、価格は303万円になっている。
フォルクスワーゲンの原点となるビートルは1938年から2003年の生産終了まで66年間にわたり世界中で2,150万台以上を販売。また1999年には、「New Beetle」という形で現代風にアレンジされ内デビューしていた。
今回導入する「The Beetle」は、現代のクルマに求められる環境性能や安全性能、快適性能などをすべて高い次元で満たした上で、あらためてクルマがもたらす楽しい生活を提供することを目的に開発されている。
日本仕様の「ザ・ビートル」には、環境性能向上のために、パワートレインには高効率な1.2リッターTSIエンジン(77kW/105PS、175Nm/17.8kgm)と伝達ロスが少ない7速の「DSG」トランスミッションを組み合わせた。爽快(そうかい)な走りを実現しながら燃費性能も格段に向上し、JC08モード燃費値で17.6km/Lと、エコカー補助金(10万円)およびエコカー減税(50%)対象車両になっている。
安全性能でも横滑り防止装置(ESP)に加え、フロントエアバッグと頭部保護機能付きのサイドエアバッグなども標準装備とし、欧州の安全基準Euro NCAPで最高の5つ星を獲得した。
受注が始まった「ザ・ビートル」は、内外装をカラーコーディネートした「ザ・ビートル デザイン」をベースに、先代の「ニュービートル」でも人気の高かったレザーシート等を採用した上級グレードのレザーパッケージ仕様。ボディーカラーは全6色となる。エントリーモデルのファブリック仕様の導入時期については、あらためて発表される。
また、最初の1,000台には、「ザ・ビートル」日本導入を記念した限定のナンバープレートフレームをプレゼントされる。このナンバープレートフレームは「The Beetle」のロゴとカブト虫のデザインが施されており、「The Beetle」に装着することで日本導入最初の1,000台であることを示す限定グッズとなる。
発売直後の6月2日(土)、3日(日)には、正規ディーラーにてデビューフェアも開催予定だ。