もしセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が2014年シーズン、親友のキミ・ライコネン(ロータス)をチームメートに迎え入れたら、レッドブルのガレージから「たわ言」が無くなるかもしれない。レッドブルが来季、マーク・ウェバー(レッドブル)の後任にライコネンの起用を考えているとうわさされる中、F1世界王者のベッテルはこの人選に満足である意向を示唆した。
ベッテルは、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に「誰がチームメートになっても気にしない」と述べた。
「もし勝ちたいのなら、全員を倒さなければならない」
「でも、もしキミが僕のチームメートだったらいいね、僕はかまわないよ。お互い何の問題もないし、たとえ難しい状況にあっても、僕たちは十分大人だから、ちゃんと対処できる」
「彼とは気が合うんだ」
「マルチ21」騒動以来、これまでもあまり良いとは言えなかったウェバーとの関係がさらに悪化し、一触即発状態の危機に陥っているベッテルは、ライコネンについてさらに語り続けた。
「キミは本当に正直なんだ。彼とのあいだにたわ言は存在ない」
ライコネンも、ロータスとの契約満了後の予定について、ヒントとなるような発言をしないよう心がけているものの、ベッテルについては熱く語っている。
「僕たちはお互いを信頼しているから、バトルでもバカなまねはしない」とライコネンは話し次のように続けた。
「ふたりとも隠し事はしないし、正直なんだ」
「もし衝突するようなことがあっても、お互い文句は言うだろうけど、普通のことさ」