F1中国GP(4月14日決勝)のパドックにおいて、ザウバーが新スポンサーを獲得したとのうわさが駆けめぐった。
この件に関してザウバーのチーム代表モニシャ・カルテンボーンは「ノーコメント」としているが、スイス紙『Blick(ブリック)』のベテラン記者ロジェ・ブノワは、第4戦F1バーレーンGP(4月21日決勝)前にもザウバーからの発表があると報道している。
もしも、このうわさが現実のものとなれば、2014年からのエンジンルール変更による予算増大に対して懸念を抱いていたザウバーにとって、これ以上にうれしいことはないと言える。
そしてザウバーと同様予算に頭を悩ませているのが、トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストだ。トストの試算によると2014年のエンジンコストは現行の「80から100%」増しになるという。これを解決するためにはスポンサーの獲得が何よりも重要となってくることは間違いない。
なお予算に関して、FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドは、各チームに対してコスト削減を規定する意向がない旨を通達している。
トストは「もっと努力をして、いくらかでも結果を出すべきだった。しかし、いつもと同様にマニュファクチュアラーたちは数回のミーティングを開き、少しだけ話を進め、書面では何も残すことはなかった」と苦々しく語っている。