日産は、電気自動車「リーフ」をマイナーチェンジし、11月20日(火)より発売を開始。価格は334万9,500円から413万3,850円までとなる。
今回のマイナーチェンジのポイントは以下の通り。
・価格を抑えた新グレード「S」の投入
・「本革シート」や「BOSEエナジー・エフィシエント・シリーズ」、「アラウンドビューモニター」などの魅力的な装備を追加
・大幅な軽量化や回生性能の向上、省電力暖房システムなどの採用により 満充電時の航続距離228km(JC08モード)を実現
さらに、日産ではユーザーの利便性をさらに向上させていくため、同社の国内販売会社における急速充電器設置店舗数を、現在の400店舗から、本年度末までに700店舗まで拡大するとしている。これにより、国内販売会社の3店舗に1店舗以上の割合で急速充電器が設置されることになるという。
今回のマイナーチェンジにおける仕様・装備の主な変更点や価格は以下の通り
<エクステリア>
・スポーティーでスタイリッシュな17インチアルミホイールを採用(G)
・ブルーリフレクションLEDランプを含むオートレベライザー付LEDヘッドランプを採用(Gに標準、X、Sにメーカーオプション)
・フロントフォグランプを採用(Gに標準、X、Sにディーラーオプション)
・ 3つの新色「ダークメタルグレー(メタリック)」、「ブリリアントホワイトパール(コートパール)」、「ホワイト」を含む全7色をボディーカラーに設定(ブリリアントホワイトパールは特別塗装色)
<インテリア>
・シックでエレガントなブラック内装色を採用(本革シートはG、Xにメーカーオプション。現行車に採用のエアリーグレーはG、Xに選択可能)
・後列中央席上下調整式ヘッドレストを採用
・小型化した充電器をフロント部に移動し、荷室容量を330Lから370Lに拡大
・マルチファンクションディスプレイ内に、バッテリー残量をパーセントで表示する機能を追加
<メカニズム>
・モーター・インバーター・DC/DCコンバーターなど高電圧ユニットを一体化し、全体で容積30%、質量10%の大幅なサイズダウンを実現
・新設計のモーターにより、よりレスポンスのよい、胸のすく加速感を達成
・機能統合によるパワートレインのユニット一体化、バッテリーモジュールとケースの構造を合理化、その他各部パーツを軽量化することで、現行車と比べて約80kgの軽量化を実現
・ヒートポンプ式キャビンヒーターや全席シートヒーター、ステアリングヒーター、遮熱天井を採用し、消費電力の低減に寄与
・回生ブレーキシステムの制御を変更し、より高効率に回生させることでエネルギー回収量の増加に貢献
・普通充電コネクターロック機構の追加、夜間充電に便利なLEDライト、充電ポートリッドオープナーの電磁式化などによる充電操作部の利便性を向上
<仕様追加>
・静粛性が高いEVの特性を生かしながら、軽量化と高効率化を図った7スピーカーシステム「BOSEエナジー・エフィシエント・システム」を採用(G、Xにメーカーオプション)
・視認しにくい周囲の情報を映像で映し出す「アラウンドビューモニター」をメーカーオプション設定(G、X)
・におい成分の分解と除菌効果のある「高濃度プラズマクラスターイオン発生器」を装備(G)
・坂道発進の際、後退の心配やあわてることなく発進が行える「ヒルスタートアシスト」を採用
<モデル/価格>
S/334万9,500円
X/375万7,950円
G/413万3,850円
※駆動方式はすべてFF
※全グレードが「エコカー減税」による減税措置に適合し、自動車重量税と自動車取得税が免税となる。さらに、最大78万円の購入補助金(2012年度クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)を受給することが可能となる。