23日(火)、バルセロナで朝9時から始まったプレシーズンテストの2日目が夕方6時に終了した。
■メルセデスAMG、順調に走行距離を稼ぐ安定感
初日に引き続き、2日目もメルセデスAMGが最も多くの周回をこなした。F1スペインGPのレース周回数は66周(約307.104km)だが、ニコ・ロズベルグは172周を消化。約3レース分を1日で走りきった。ロズベルグの体力もさることながら、メルセデスAMGの信頼性と安定感は今年も抜群のようだ。
2番目に多く周回を重ねたのは、約2レース分を走行したバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)で134周。トップタイムを2日連続で出したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は126周を走行した。
■マクラーレン・ホンダも100周を越える
マクラーレン・ホンダは、昨日のジェンソン・バトンに代わりフェルナンド・アロンソが今年初めてのテストでステアリングを握った。アロンソは合計119周を周回、何時間もピットで待機するという昨年のような大きなトラブルもなさそうで順調に見える。あとはタイムをどこまで伸ばせるかが気になる。
新アメリカチームのハースや、カラーリングも一新したマノーも、レース周回数分は走れたようだ。ハースはフェラーリの支援もあるため、初参戦とは思えないほど信頼性も高そうだ。
■気になるルノー
ワークス復帰したルノーだが、タイムも周回数も、他のチームと比べると見劣りしてしまう。しかし、同じルノーのパワーユニットを積むレッドブルは順調に周回数を重ね、タイムも出ていることから、ルノーの問題は車体側にあるようだ。
■バルセロナテスト1回目・2日目の周回数
1 ロズベルグ メルセデス 172周
2 ボッタス ウィリアムズ 134周
3 ベッテル フェラーリ 126周
4 フェルスタッペン トロロッソ 121周
5 アロンソ マクラーレン・ホンダ 119周
6 リカルド レッドブル 112周
7 エリクソン ザウバー 108周
8 ペレス フォース・インディア 101周
9 グティエレス ハース 79周
10 ヴェアライン マノー 71周
11 パーマー ルノー 42周
●【バルセロナ・テスト1回目】2日目午前もフェラーリ好調、新ウルトラソフトタイヤで脅威のタイムアップ
●【バルセロナ・テスト1回目】2日目午前の周回数 アロンソはすでに71周も走行