フォース・インディアのチーム売却が確定的な状況となったと報じられている。
インド人ビジネスマンであるビジェイ・マリヤ(チーム代表)とスブラタ・ロイが共同オーナーとして運営されているフォース・インディアだが、マリヤもロイも母国インドで詐欺罪に問われるなどの問題を抱えており、近年は慢性的な財政難に苦しんでいることで知られている。
チームとしてはもっと世界中からスポンサーを獲得するために “インディア”という語をはずした新チーム名称に変更することも検討していたものの、2018年シーズンにはそれが間に合わなかったと報じられていた。
同時に、イギリスのエナジー飲料メーカーであるリッチエナジー社がフォース・インディアの買収交渉を行っているとも伝えられていた。
ここ最近はそうした話題がメディアに取り上げられることもなかったが、ここへきてフォース・インディアのチーム売却契約が数週間以内にはまとまりそうだと『euronews(ユーロニュース)』が報じている。
『euronews(ユーロニュース)』によれば、リッチエナジーの責任者であるウィリアム・ストーイはすでにビジェイ・マリヤとスブラタ・ロイとの間でチーム買収の合意に至っており、買収額は非公開とすることも確定しているとの情報を得たという。
『euronews(ユーロニュース)』は次のような関係者のコメントを紹介している。
「取引はすでにまとまった。あとは書類を整える作業が残されているだけだ。これは大規模な投資となり、非常に大きな変化がもたらされるだろう」
「この契約をまとめるのに長い時間を要したが、もはや売却に向けた障害はない」