現在ランキングトップに立っているメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、今週末のF1ベルギーGP(28日決勝)でグリッド降格ペナルティーを受けることになりそうだ。
今季のF1は過去最多の21戦が組まれており、ドライバー1人あたり年間に5台までのパワーユニットコンポーネントの使用が認められることになっている。すでにシーズン前半が終わった時点で5台目のパワーユニットを投入したハミルトンがいずれ6台目を投入するのは時間の問題であり、そこでグリッド降格ペナルティーを受けることが避けられない状況となっていた。
しかし、最近の報道では、メルセデスAMGではグリッド降格の影響をできる限り小さくするために、比較的追い抜きのチャンスが多いモンツァ(イタリアGP/9月4日決勝)でハミルトンに6台目のパワーユニットを搭載させるようだと伝えられていた。
だが、メルセデスAMGは24日(水)に、スパ・フランコルシャン・サーキットで今週末に開催されるベルギーGPでハミルトンがペナルティーを受けることになりそうだとし、最終的には25日(木)にそれが決定されることを明らかにした。
さらに、イギリスの複数のメディアは、ベルギーでのハミルトンのペナルティーは10グリッド降格ではなく、20グリッド降格になるかもしれないと伝えている。それは、メルセデスAMGがベルギーで一気に2台の新パワーユニットを投入し、ここでまとめてペナルティーを受けることで、イタリアGP以降の9レースをグリッド降格なしで乗り切ろうという作戦を立てているからだという。