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昨年までの絶対王者レッドブルをけん制するメルセデスAMG

2014年04月16日(水)10:44 am

今季のF1開幕戦オーストラリアGPにおいて2位でゴールしたダニエル・リカルドが失格処分となったことに対してレッドブルが異議申し立てを行っていたが、これについてはすでに14日(月)の聴聞会を経て棄却が決定している。

だが、その聴聞会においては、ライバルチームであるメルセデスAMGの弁護士がレッドブルの姿勢を激しく非難するとともに、レッドブルが今後このようなことを繰り返さないようにさらなる罰を与えるべきだと次のように主張していた。

「レッドブルが再びFIA(F1統括団体である国際自動車連盟)による文書あるいは口頭による指示を軽視することがないようにするためのもっとも効果的な方法は、今回の法廷において彼らの違反行為の重大性を強く認識し、彼らにさらなる制裁を加えることだ」

メルセデスAMGの弁護士は、今後レッドブルがきちんとルールに従うよう、「少なくとも今シーズンいっぱい」は何らかの執行猶予措置に置くべきだと主張した。

結果として、15日(火)に発表されたFIA国際法廷の裁定によれば、レッドブルに新たな制裁が加えられることはなかった。

だが、これまで4年連続でタイトルを獲得してきたレッドブルと、F1が新エンジンルールを導入した2014年序盤に圧倒的な強さを示しているメルセデスAMGの間で、今後もさまざまなけん制が行われることになるかもしれない。

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