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ベッテル、ライバルたちの「卑怯なやり方」を非難

2012年11月27日(火)11:26 am

レッドブルのセバスチャン・ベッテルは25日(日)に開催された今季のF1最終戦、ブラジルGPで史上最年少での3季連続タイトル獲得という偉業を達成したが、ライバルチームたちがベッテルを止めようと「卑怯(ひきょう)なやり方」をしたと発言している。

ベッテルは、ブラジルGP終了後すぐに、テレビ局のインタビューに次のように答えていた。

「かなりの連中が、汚い手を使ってきたよ」

レポーターたちは、一様にいぶかしげな顔をしながら、ベッテルが何をさしてそう発言したのかを想像していた。多分、前戦F1アメリカGP(11月18日決勝)で、フェラーリが意図的にフェリペ・マッサ(フェラーリ)のギアボックス交換ペナルティーを受け、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のグリッドを有利なものへ導いたことを指しているのだろう。あるいは、ブラジルGPでマッサが見せたブロッキング戦略のことだろうか? それとも、絶え間なく、関係者の動揺を誘うようにささやき続けられている、ベッテルのフェラーリ移籍に関するうわさのことか、もしくはレッドブルは違法なクルマで勝利を得ただけだとか、レッドブルが予算制限を継続することを拒んでいるというといううわさについてのことだろうか?

しかし、ベッテルは、「みんな、僕たちを打ち負かすために、許されること、許されないことを含め、何でもやろうとしたよ」と主張したが、そのことについての詳細を語ることはなく、次のように続けた。

「悪いけれど、言うべきことはすべて話したと思うよ」

「とてもはっきりしているけれど、それを判定するのは僕たちじゃないからね。僕たちは、自分たちが持っているもの、この手の中にあるものに集中するしかないし、ほかの連中がやっていることには腹を立てるしかないんだ。どうしようもないよね?」

だが、そのベッテルも、2012年はサーキットの内外でレッドブルが苦しめられながらも、最終的にタイトルを獲得できたことはとりわけうれしかったと認めている。

「鏡を見たとき、そこに自分の満足した顔があるのはいつも大切なことだよ」

「偽ったり、ごまかしたりしても意味がない」

「みんなと同じように、僕も間違いを犯してきた。でも、僕は正直な人間であれと育てられてきたんだ」

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